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6/23 at 東京・日本橋「Well-beingな暮らしのデザイン」シンポジウムを開催

株式会社デンソーとNPO法人ミラツクは、6/23に東京・日本橋にて「Well-beingな暮らしのデザイン」をテーマとした3つのセッションを含む招待制のシンポジウムを開催します。

Well beingな暮らしとは、心身ともに快適が担保されながら、生活に潤いを与える「快楽的な経験」や、時間とともに大切な思い出に変化する「ネガティブな経験」をもバランスよく含む、自分らしい生き方ではないでしょうか。
私たちのプロジェクトでは、自分らしい生き方を支える要素としてautonomy(自律性「やりたいと思うこと」)・competence(有能感「できること」)・relatedness(関係性「求めあうこと」)が重要であると考えています。

本シンポジウムは、3つの視点で取り組んできた「Well-beingな暮らし」のプロジェクトについて皆さんと共有しながら、多方面で実践されている9名のゲストの方々との3つのセッション、ディスカッションを行い、多様なメンバーが交わることにより生まれる新たな価値を創造する場として開催します。

また、今回、「Well-beingな暮らし」についてぜひ一緒に考えたいと私たちが考えた領域を超えた先駆的な感度を持つ方々に招待という形でお誘いさせていただきました。多くの方にお越しいただき、共に新たな知恵を見出すことを楽しみにしています。ご都合合いましたらぜひお越しください。ご参加をお待ちしています。

主催: 株式会社デンソー 東京支社 技術戦略企画室 ソーシャルデザイン課、共催:NPO法人ミラツク

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◯6月23日プログラム
■セッション1 「Walkable City(歩きやすい都市)の価値と可能性」
・issue+design 代表 筧裕介さん  
・アーバンピクニック 事務局長 村上豪英さん
・LIFE CREATION SPACE OVE マネージャー 室谷恵美さん
・慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科/環境情報学部 教授 石川初さん
・株式会社デンソー 東京支社 技術戦略企画室 ソーシャルデザイン課 平賀直武
セッション進行:NPO法人ミラツク 代表理事 西村勇哉

「セッションテーマ」
もっとも未来的な移動手段は実は歩くことではないでしょうか?
健康を保ち、地域を活性化させ、地球環境に優しい。歩くことを通じたwell-beingなまちづくりについて、Walkable Cityの事例を交えて皆さんと議論したいと思います。

■セッション2 「生活が輝く移動を生み出すためのソーシャルデザイン」
・合同会社こどもみらい探求社 共同代表 小笠原舞さん
・株式会社シルバーウッド代表取締役 下河原忠道さん
・NPO法人PIECES 理事 青木翔子さん
・株式会社デンソー 東京支社技術戦略企画室 ソーシャルデザイン課 課長 清原博文
セッション進行:NPO法人ミラツク 代表理事 西村勇哉

「セッションテーマ」
社会の中の一員として自分が求められるとき、人は人生が輝いているように感じるのではないでしょうか?
社会が自分を求めるからこそ、外出する機会が増え、街が賑わう。そして、そんな人たちが気持ちよく外出できる移動手段が用意されている。こういった、社会のニーズと移動手段と人を結びつける仕組みを考えていきます。

■セッション3 「コミュニケーションがあるマイクロ物流の未来構想」
・東京都市大学都市生活学部 准教授 / 芝の家 代表 坂倉杏介さん
・建築家/インテリアデザイナー 浅子佳英さん
・東京工芸大学工学部コンピュータ応用学科 教授 片上大輔さん
・株式会社デンソー 基礎研究所 先端研究部 社会科学研究室 羽田成宏
セッション進行:NPO法人ミラツク 代表理事 西村勇哉

「セッションテーマ」
現在の物流の課題を、「効率化を目的とした役割分担のもと、自分にできることの多くを他人に任せてしまうこと」と捉えました。これはwell-beingな生活に必要な有能感と関係性の放棄を意味し、送り手・運び手・受け取り手の全てがwell-beingではなくなっています。
そこで、ラストワンマイルの物流におけるモノとヒト、ヒトとヒトのコミュニケーションを創造することで物流に関わる接点を増やし、そこでの経験でwell beingを実現するコンセプトを提案します。

■ラップアップ
株式会社デンソー 東京支社 技術戦略企画室 室長 宮田学

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◯概要
■日時 6月23日(金) 13:00-17:45(※12:45開場)
(18:00-20:00にて、同会場でネットワーキング交流会を行います)

■会場
株式会社デンソー 東京支社 「集」
東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー15階
(東京メトロ「日本橋駅」B6出口直結)

※ビルの入館について
会場となるビルは事前に入館申請が必要になります。申し込みの際に記入いただいたメールアドレスに当日の入館方法についての連絡を差し上げますので、お越しになる前に必ずご確認ください。

■参加費 無料

■申込 
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScHgUXo6_05hFbTVbGc55z1yi-7ZTlIxkPm7En3E2OOqcRErg/viewform

■定員 80名(招待制)

■登壇者プロフィール
◯筧 裕介(かけい ゆうすけ)さん
issue+design 代表 / 高知県佐川町クリエイティブディレクター
http://issueplusdesign.jp

1975年生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。2008年、issue+design 設立。以降、社会課題解決、地域活性化のためのデザイン領域のプロジェクトに取り組む。著書に『ソーシャルデザイン実践ガイド』『みんなでつくる総合計画』など。代表プロジェクトに、「Community Travel Guide」「できますゼッケン」「親子健康手帳」など。グッドデザイン賞、カンヌ国際クリエイティブ祭など受賞実績多数。現在は高知県佐川町を舞台に「地域資源×デジタル×ものづくり」による産業振興を目指す「さかわ発明ラボ」を運営中。

◯村上豪英(むらかみ たけひで)さん
神戸モトマチ大学 代表
一般社団法人 リバブルシティイニシアティブ 代表理事
株式会社 村上工務店 代表取締役社長
http://urbanpicnic.jp

兵庫県生まれ。1995年京都大学理学部卒業。97年同大学院理学研究科生態学研究センター修了。シンクタンクに勤務後、株式会社村上工務店に入社し、2012年より代表取締役社長。2011年より神戸モトマチ大学を設立・主宰。2015年より神戸の都市公園である東遊園地を市民主導で育てる社会実験「アーバンピクニック」を開催。

◯室谷恵美(むろたに えみ)さん
LIFE CREATION SPACE OVE マネージャー 
http://www.ove-web.com

1968年大阪生まれ。スポーツ用品会社にて、新規事業企画開発を経て、マーケティング会社に勤務。住生活関連や食品メーカーなどのマーケティング戦略、企画立案に従事。2004年から国内サイクルスポーツイベント企画運営や、自転車活用によるまちづくりの支援を行う。現在、株式会社シマノが運営するライフ クリエーション スペースOVEマネージャーとして、自転車を活用した新しいライフスタイルの創造=自転車文化向上へ向けて取組んでいる。

◯下河原忠道(しもがわら ただみち)さん
株式会社シルバーウッド代表取締役 
http://www.ginmokusei.net

1971年生まれ。1992年より父親の経営する鉄鋼会社に勤務し、薄鋼板による建築工法開発のため、1988年に単身渡米。「スチールフレーミング工法」をロサンゼルスのOrange Coast Collegeで学び、帰国後2000年に株式会社「シルバーウッド」を設立。7年の歳月をかけ、薄板軽量形鋼造「スチールパネル工法」を開発し特許取得(国土交通省大臣認定)。2005年、高齢者向け住宅・施設の企画開発を開始。2011年、千葉県にてサービス付き高齢者向け住宅「銀木犀<鎌ヶ谷>」を開設。介護予防を中心に看取り援助まで行う終の住処づくりを目指し「生活の場」としての高齢者住宅を追求する。一般財団法人サービス付き高齢者向け住宅協会理事。2016年認知症の一人称体験を実現する「VR認知症プロジェクト」開始。

◯小笠原 舞(おがさわら まい)さん
保育士起業家 / 合同会社こどもみらい探求社 共同代表 / asobi基地 代表
http://kodomo-mirai-tankyu.com/

法政大学現代福祉学部卒業。幼少期に、 ハンデを持った友人と出会ったことから、 福祉の道へ。大学時代にボランティアでこどもたちと出会い、彼らの持つ力と創り出す世界感に魅了される。20歳で独学にて保育士国家資格を取得し、社会人経験を経て保育現場へ。こどもたちの声を大切にできる社会を目指し、既存の枠にとらわれず、新しい仕掛けを生み出し続けている。2016年12月には、子育て本「いい親よりも大切なこと 〜子どものために“しなくていいこと”こんなにあった!!?」を、2017年1月には写真集「70センチの目線」を出版。

◯青木翔子(あおき しょうこ)さん
NPO法人PIECES 理事/株式会社MimicryDesign リサーチャー
http://www.pieces.tokyo
東京大学大学院学際情報学府(修士)。自身がシングルマザー家庭に育ったことから、教育格差を肌身で感じ格差問題に関心を持ち、どんな子も尊重される社会を目指して研究・実践を続けている。大学時代は児童養護施設でのボランティアや教育のwebサービスの立ち上げを行う。大学院では、居場所と学習が共存する場として、学校外で中高生が趣味を媒介として大人とともに学ぶ空間について調査を行ない、PIECESでも同様の場を立ち上げる。また、子どもに関わる大人(市民)の育成プログラムの設計などを行なっている。

◯坂倉杏介(さかくら きょうすけ)さん
東京都市大学都市生活学部准教授
http://sakakura.jp/cahiers/about-sakakura-kyosuke/

1972年、愛知県名古屋市生まれ。東京都世田谷区育ち。1996年〜2001年、凸版印刷株式会社勤務。文化事業・博物館などの企画・制作を手掛ける。2015年4月より東京都市大学都市生活学部准教授。
地域コミュニティの形成過程やワークショップの体験デザインを、個人とコミュニティの成長における「場」の働きに注目して研究している。キャンパス外の新たな学び場「三田の家」や地域コミュニティの居場所「芝の家」といった拠点運営、大学内外でのワークショップや対話の場のファシリテーション、また時々「横浜トリエンナーレ2005」や「Ars Electronica 2011」などの美術展への参加を通じて、自己や他者への感受性・関係性をひらく場づくりを実践している。

◯片上大輔(かたがみ だいすけ)さん
東京工芸大学工学部コンピュータ応用学科 教授
http://www.hss.cs.t-kougei.ac.jp

2002年東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻博士後期課程修了。博士(工学)。同年東京工業大学大学院総合理工学研究科助手。2007年同大学同研究科助教。 2010年東京工芸大学工学部コンピュータ応用学科准教授を経て、2017年教授。 現在に至る。
人工知能、ヒューマンエージェントインタラクションに関する研究に従事し、近年は主に雰囲気工学、人狼知能に関する研究を行っている。 主な著書は「人狼知能 だます・見破る・説得する人工知能(森北出版)」。

◯浅子佳英(あさこ よしひで)さん
建築家/インテリアデザイナー
http://yoshihideasaco.com

タカバンスタジオ代表。商業空間を通した都市のリサーチ、批評、設計活動を行う。
著書に「TOKYOインテリアツアー」(安藤僚子との共著)。主な作品に「gray」など。
八戸市新美術館建設工事設計者選定プロポーザルにて最優秀賞(西澤徹夫建築事務所との共同設計)。

◯石川初さん
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科/環境情報学部 教授

基督教独立学園高等学校、東京農業大学農学部造園学科卒業。
鹿島建設株式会社建築設計本部、
Hellmuth, Obata and Kassabaum Saint Louis Planning Group、Kajima Design ランドスケープデザイン部、株式会社ランドスケープデザイン設計部を経て、2015年4月より現職。東京大学大学院新領域創成科学研究科非常勤講師。早稲田大学創造理工学部建築学科非常勤講師。

and more..

■株式会社デンソーソーシャルデザイン課

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社会課題に対してデザイン思考のアプローチを用いながら、生活者やサービス提供者の活動の場に踏み込み、現場での価値共創を通じてデンソーの貢献領域を探索し、サービスエコシステムの構築とエコシステムを駆動するデンソーのビジネス創出を目的に2016年10月より発足。
価値が生まれる場における多様なステークホルダーとの関わりを通じ、従来の自動車用システム・部品作りとは異なる観点からのブランディングへの取り組みにも挑戦的に取り組んでいる。

■グラフィックレコーディング
清水淳子(しみず じゅんこ)さん
Tokyo Graphic Recorder
http://tokyo-graphic-recorder.com/

多摩美術大学情報デザイン学科卒業後、Web制作会社でデザイナーに。2012年WATER DESIGN入社。ジャンルを超えた横断的な事業開発や商品流通を生むためのビジネスデザインに携わる中で議論の可視化に興味を持つ。2013年Tokyo Graphic Recorderとして活動開始。2017年 東京藝術大学美術研究科 情報設計室にて、議論の可視化に関しての研究と実践を続ける。著書に、BNNよりGraphic Recorder ―議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書がある。

■パネル進行
◯西村 勇哉
http://emerging-future.org
1981 年大阪府池田市生まれ。大阪大学大学院にて人間科学の修士を取得。人材開発ベンチャー企業、公益財団法人日本生産性本部を経て、2011 年にNPO 法人ミラツクを設立。Emerging Future we already have (既に在る未来を実現する) をテーマに異なる立場の人たちが加わる、全国横断型のセクターを超えたソーシャル イノベーションプラットフォームの構築と企業内の新規事業開発、地域の産業振興のためのオープンイノベーションプラットフォームの構築に取り組む。