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ミラツクの10周年記念書籍「ミラツクフォーラム アーカイブ2016-2019」販売サイトをオープン

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NPO法人ミラツクでは、10周年記念書籍として2021年12月21日に、「ミラツクフォーラム アーカイブ2016-2019」を発刊しました。

2016年から2019年の4年間で行われた4回のミラツクフォーラム。そこで登壇された70名の方々と行った33編のセッションの全てを収めた672ページの一冊です。

また、前段では33編の全ての文章を分解・分析してつくったキーワードMAPを掲載し、4年間で語られたトピックスがなんだったのか、の見える化を試みました。その一覧も掲載しています。

ミラツクフォーラムは、毎年12月23日に開催している、ミラツクの招待&メンバーシップ制の1日がかりのフォーラムです。毎年、全国から150-250名の様々な分野、職種、領域の参加者が集まり、翌年に向けたテーマを見出していくための約8-10のテーマに分かれたセッションを行なってきました。私たちはどこに向かおうとしているのか、そしてどこを目指し何を問うべきなのか。
未来を見据えるための1日が残りの364日を生かしてくれる、と考え、設立以来、同じ日に続けてきたミラツクの中心的な取り組みの一つです。

書籍にするにあたって、WEBでの記事とは異なる紙での読みやすさを考え直し、シンプルに、手元においてもらいながら少しずつ読んでもらう、そんな形にまとめてみました。各書籍には、ミラツクが作った「10の良い問いの条件」からランダムで1つを記載したオリジナルしおりが同梱されています。

書籍の詳細及び販売は、以下のサイトをご覧ください。

MIRATUKU FORUM ARCHIVES 2016-2019
ミラツクが500人と考えた未来のことーつながる知と知の響き合いー
(2,700円+消費税)
https://miratuku.bookstores.jp/stuffs/MOBF3mtcdB

また、今回、書籍の発刊に合わせて「未来学者などの書籍を中心に抽出した1141の未来予測」と「ミラツクフォーラム アーカイブ2016-2019に掲載された全33編計70名の多分野の有識者・実践者によるセッション記録から抽出した757のトピックス」を元にまとめた、未来に向けた取り組みを検討する際に参考になるテーマMAPを作成しました。
このテーマMAPをポスター化したものを初版限定で同梱しています。

ミラツクフォーラムは、今年も12月23日に開催予定です。参加は、ROOMメンバーであればどなたでも可能です。詳しくは、下記のROOMのご案内をご覧ください。最新のミラツクフォーラム2020、2021(共に開催済み)についても、動画アーカイブもROOMメンバー限定で公開しています。

たくさんの方が関わってくれたこの書籍、ぜひ手に取ってみてください。

■ROOM2022のご案内
https://emerging-future.org/news/3231/

■書籍概要
MIRATUKU FORUM ARCHIVES 2016-2019
ミラツクが500人と考えた未来のことーつながる知と知の響き合いー

///目次///
はじめに
33のセッションから見出した46のテーマ
キーワード索引

MIRATUKU FORUM 2016
●集合知の力と社会進化としてのソーシャルイノベーション
●新たなライフスタイルを支える未来の創出
●女性経営者が生み出す新しい組織のあり方
●従来の高齢者施設の発想やルールは一切無視。高齢者住宅から始まる、誰もが暮らしやすい社会を実現するプラットフォーム
●なぜデザインが大事なのか、僕らで話してみよう。ソーシャルとデザインマインド談義
●「地域を元気にする視点」って? 都会と地方の多拠点で活動しているからこそ見える、地域の今と未来
●連携する適材適所がイノベーションを生む。個の力に回帰するオープンイノベーションと企業の未来とは?
●コレクティブでいること自体がインパクト? ミラツクが生み出す新たな社会の可能性について
●企業という存在がもっと進化するために、何ができるだろう。企業だからこそ生み出せる社会価値とソーシャルイノベーションとは?

MIRATUKU FORUM 2017
●社会の進化を促す「アウェアネス」とソーシャルイノベーション
●移行期の違和感や不快感をホールドした先に、新しい「インテンション(意図)」が生まれる。未来共創を実現する企業とは?
●100年ライフにおける都市と地域を、どうデザインすればいいんだろう。
●先進モデルから学ぶ、これからのコミュニティデザイン
●「株式会社沖縄の人事部として」沖縄の次世代のリーダーを育成する「Ryukyufrogs」とは?
●私の「やりたい」はなんだろう。一人ひとりのマインドセットから始まる「ソーシャルイノベーションの未来」
●テクノロジーの進化は「人と人のつながり」が鍵となる。テクノロジーの未来と社会デザイン
●一人ひとりが空間や働き方のオーナーシップを取り戻すために必要な「揺らぎ」とは? 「未来が求める働き方と場のデザイン」
●既にある未来を実現するために、ミラツクはどんな組織になっていけばいいだろう?

MIRATUKU FORUM 2018
●未来社会デザインとソーシャルイノベーション。「I」が未来を切り拓き、「間」からイノベーションが生まれる
●人類の未来と未来社会のデザイン。テクノロジーと人類の進化の「幸せな関係」を考える
●知の循環と未来社会のデザイン。「知」を次世代につなぐには
●まち(=場)はつくるのではなく、生成されるものだ。まちで起こっているイノベーションと、その先の未来
●忍者か? 武士か? それぞれの得意を生かして認め合う、これからの人材育成のあり方
●「ないなら、創る」から始まった「株式会社リバネス」は、今も未来を創り続けている
●新たな事業を生み出す人たちが語った、「始め方」や「広げ方」の極意って?
●情報と知恵、そして人の可能性の第一線で見えている「未来」について話そう。

MIRATUKU FORUM 2019
●未来をより良くしていくために。社会の盲点とどう関係性を築き直すか?
●意識的に変化を生み出していく時代。重要なのは思考の癖を外していくプロセス。
●「自然は物語の詰まった絵本のよう」。伝統航海カヌーの日本人初クルー・内野加奈子さんが語る人と自然の関わり
●「テクノロジーはここまで進んでいる」。キーマンたちが語る、今と決して遠くない未来のこと。
●「地球をなおすリーダーシップ」。私たちはどうやって「ワールドシフト」させればいいのか
●欲深さと、お金の流れと、未来。「新しい経済」をつくるために私たちが今考えていること。
●イノベーションは「破壊」か「創造」か。私たちの対角線上にある価値とは。

おわりに

発行所: NPO法人ミラツク
著者・編集者
発行所:NPO法人ミラツク
2011年に設立(京都府京都市)。「既にある未来の可能性を実現する」をテーマに、異なる立場、業種、地域、セクターの実践者の共創を生み出すコミュニティの形成とイノベーションを加速するプラットフォームの構築、及び様々な企業と共に未来構想の実現に必要な情報とネットワークを提供し、新たな事業やプロジェクトの立ち上げ支援に取り組む。

発行者:西村勇哉
NPO法人ミラツク代表理事 / 株式会社エッセンス代表取締役
1981年大阪府池田市生まれ。大阪大学大学院にて人間科学(Human Science)の修士を取得。人材開発ベンチャー企業、公益財団法人日本生産性本部を経て、2008年より開始したダイアログBARの活動を前身に、2011年にNPO法人ミラツクを設立。セクター、職種、領域を超えたイノベーションプラットフォームの構築と、年間30社程度の大手企業の事業創出支援、研究開発プロジェクト立ち上げの支援、未来構想の設計、未来潮流の探索などに取り組む。 国立研究開発法人理化学研究所未来戦略室 イノベーションデザイナー、大阪大学社会ソリューションイニシアティブ 特任准教授